来年通常国会 来月20日召集軸に検討 政府
2019年12月9日 19時11分
来年の通常国会について、政府は安倍総理大臣の外国訪問の日程や東京オリンピック・パラリンピックが控えていることなどを踏まえ、来月20日に召集することを軸に検討に入りました。
第200臨時国会が9日閉会したことを受けて、政府は先に閣議決定した新たな経済対策の経費などを盛り込んだ今年度の補正予算案や来年度予算案の編成作業を急ぐことにしています。
また安倍総理大臣は今月15日からインドを訪問するほか、23日からは日中韓3か国の首脳会議に出席するため中国を訪問し、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領との首脳会談を調整しています。
さらに来月にもサウジアラビアなど中東地域を訪問する方向で調整していて、政府が検討している自衛隊派遣について理解を得たい考えです。
こうした外交日程に加え、7月には東京オリンピックの開会式や東京都知事選挙が控えていることなどを踏まえ、政府は来年の通常国会について、来月20日に召集することを軸に検討に入りました。
政府としては通常国会の冒頭に今年度補正予算案を提出して速やかに成立させたうえで、来年度予算案の年度内の成立に向けて着実に審議を進めたい考えです。