0001首都圏の虎 ★
2019/12/18(水) 06:30:34.54ID:Ecj/bHUj912月11日、米タイム誌の「今年の人」に、スウェーデンの環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)が選ばれた。史上最年少の受賞である。その翌日、登山家の野口健氏(46)がTwitterを更新。彼女が、スペインで開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)でスピーチしたことを報じた記事に添えられた、列車内で食事をしている写真を引用して、「てっきりヨット以外は馬車でご移動されていらっしゃるのかと想像をしていましたが…」と投稿した。1000件以上ものリプライがあり、野口氏を非難する声が相次いだ。
***
.
「あなたたちが話しているのは、お金のことと経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!」
今年9月23日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットに出席したグレタさんが、世界のリーダーを前に怒りを込めて約5分間スピーチしたことは、今も記憶に新しい。18年8月、スウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げ、スウェーデン議会の前に2週間座り込んでストライキを行い、世界の注目を集めた。
グレタさんが今年の8月、国連気候行動サミットに参加するため、飛行機を使わず、競技用のヨットで15日間かけ大西洋を渡ったことが話題になった。12月のスペインのCOP25では、列車を使って移動したことが報じられたが、
そんな彼女に対して、野口氏はTwitterで、
〈あれ? 電車に乗っていらっしゃるのかな? 飛行機が×という方はもちろん車も×だろうし、てっきりヨット以外は馬車でご移動されていらっしゃるのかと想像をしていましたが…〉
この投稿に対して、
〈エベレストなどのヒマラヤや富士山の環境を守ろうとゴミを回収に通っている彼にとっては、偽善にしか思えないのでは?〉
と、肯定的な声もあったが、
〈野口さん最低ですね! こんな人だとは思いませんでした〉
〈まだこんなことやってるオヤジいる。。。バッカじゃないの、この人。〉
〈この子を責めてどうするつもりですか〉
と、批判的な声が相次いだのである。
飛行機を使わないのは子供の発想
「Twitterという限られた字数の中で、あんな風に呟いたことで誤解を生んでしまったようです。確かに皮肉って呟いたのも事実です。『大人気ない』との指摘もありました。確かに大人気ない部分もあったのかな〜と感じますが、しかし、僕はあれだけ世界で活動されているグレタさんを、いち子供だとは思っていません」
と語るのは、野口氏。
「彼女は公共交通機関である飛行機を拒否し、ヨットで大西洋を渡ったわけですから、もう車にも乗らないだろうし、極力、動力による交通手段を好まないのだろうと想像していたのです。環境系の団体の中には、環境原理主義的思想を持っている場合が少なくなく、環境を破壊するものはすべて否定する。彼女もそういう思想の持ち主かと感じていたのも事実です」
環境問題を考えるとき、バランス感覚が大事だという。例えば、
野口氏は2003年から毎年、環境学校を開催している。自然体験をすることで、環境について学び、環境活動に取り組む人材を育てるのが目的だ。そこでもかつてこんなことがあった。
「小笠原でも何度か環境学校を開きました。参加者は小学生から大学生までですが、“小笠原に飛行場は必要か”を議論させたのです。東京都は飛行場を作らないという立場で、小笠原村の人たちは飛行場を欲しがっていました。小笠原行の船の中で子供たちは、環境問題の立場から、みな飛行場建設には反対していました。ところが、島で生活を始めて1週間も経つと、意見が少しずつ変わってきた。村人と触れ合うことで飛行場の必要性を理解し、最終的には子供たちの半数近くが賛成の立場に変わりました」
現実を直視し、討論することの大切さを理解する必要があるという。
「環境を守るために飛行機をなくすというのは、現実的な話ではありません。あまりに短絡的です。環境擁護というイメージだけが先行している。11月にイギリスのロックバンドが環境保護のために飛行機に乗らないという報道があり、小泉進次郎環境大臣がそれに共鳴していたので、Twitterで『「環境問題で飛行機使わない」というのはファッションというか子供の発想』と投稿しました。恐らくそのロックバンドは、グレタさんの影響を受けたのかもしれません」
12/18(水) 5:57配信
デイリー新潮 続きは↓で
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191218-00598816-shincho-soci&p=1