横浜市営地下鉄事故 運転士「重症の睡眠時無呼吸症候群」診断
2019年12月19日 15時06分
ことし8月、横浜市営地下鉄で、乗客を降ろしたあとの電車が壁に衝突した事故で、運転士が重症の睡眠時無呼吸症候群と診断されたことがわかりました。
ことし8月、横浜市泉区にある横浜市営地下鉄ブルーラインの踊場駅で、乗客を降ろした電車が折り返し運転のため引き込み線に入ったあと、停止位置を通り過ぎてそのまま壁に衝突しました。
市によりますと、42歳の男性運転士は前日から当直勤務で、市の調査に「居眠りをしてしまった」と話していましたが、事故のあとの検査で重症の睡眠時無呼吸症候群と診断されたことがわかりました。
市は、運転士を対象に3年に1度、睡眠時無呼吸症候群の検査をしていますが、この運転士は2年前の検査では軽症と診断されたため治療はしていなかったということです。
市は、適切なブレーキ操作をしなかったとして19日付けで運転士を停職1か月の懲戒処分としました。
市は今後、軽症の場合でも次の年に再び検査を受けさせるなど、再発防止に向けた対策を進めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191219/K10012220911_1912191453_1912191506_01_02.jpg