0001首都圏の虎 ★
2019/12/30(月) 00:36:37.97ID:CGm+ZuEz9この記事では、特に怪談界で注目を集める、特色のある“怪談都道府県”4県1都を紹介しよう
怪異が現れる1位はやはり、東京都
都道府県別に見てみると、怪異が一番現れる都道府県はやはり東京都だ。これは人口の多さに比例して、怪異の存在を語る人が多いことや、都市としての歴史がある土地であるため、古くから多くの怪談が伝わっていることなどが関係している。
例えば港区の青山霊園では「タクシー幽霊」が出没すると語られている。この幽霊は名前の通りタクシーに乗る幽霊で、走行中にいつの間にか姿が消え、シートがびっしょりと濡れているといった話、目的地に着いた後、財布を忘れたからと言って家に入っていくも、一向に帰ってこない。そこで家を訪ねると、実はその客は数日前に死んでいた、という話を家族から聞かされるという話が有名だ。
千代田区にある「平将門の首塚」にまつわる怪談は未だに豊富なバリエーションが存在するし、豊島区西巣鴨にある、『四谷怪談』に登場する幽霊「お岩さん」の墓は、現在も『四谷怪談』を題材とする演劇や映画を作る際には参拝しないと祟られる、といった噂が流布している。
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東京はいたるところが怪異の舞台に
この他にも、明治時代から昭和時代にかけて運行していた東急玉川線には、深夜になると死者を乗せた「幽霊電車」が走る、渋谷駅ではコインロッカーに捨てられた赤子の霊「コインロッカーベイビー」が自分の母親を待っている等、東京はいたるところに怪異の活躍の舞台が設定されている。
また、同じく東京都に数えられる伊豆七島には「海難法師」という妖怪が新年に現れると伝えられている。これは江戸時代、島民たちを苦しめていた悪代官が島民に騙され、海の荒れる日に島めぐりを勧められたことで死に、そのまま亡霊と化したもの。命日である1月24日になると伊豆七島に現れると考えられているのだ。近年では、海からやってきた怪異と遭遇した物語がネット上に書き込まれ、怪異の正体はこの海難法師なのではないかという推測が流れた。
古くからの妖怪が顔を現す県は、岩手県
古くから伝わる妖怪が度々顔を現す県としては、岩手県も有名だ。
例えば「座敷わらし」は柳田国男の『遠野物語』に登場することで知られるように、明治時代には既に同県遠野市の人々の間に存在が伝えられていた。子どもの姿をし、住み着いた家に繁栄を、逆に出ていく家には衰退をもたらしたと語られるわらしたちは、近年では岩手県各地の旅館に出没するとされている。しかし、現代の座敷わらしたちは出会った人間に幸せを与える存在としてだけ語られるようになり、家を衰退させるなどのマイナス面はあまり聞かなくなった。わらしたちもまた、現代社会に適応した結果なのかもしれない。
他にも、遠野市では現在でも「河童」の捕獲が許可されている。遠野市観光協会が「カッパ捕獲許可証」なるものを発行しており、同協会が運営する施設やオンラインショップで購入することができるのだ。また県庁所在地である盛岡市には、岩手県の名前の由来となったという説もある鬼の手形が残された三ツ石神社がある。この手形は、かつてその地で暴れていた鬼に三ツ石の神が二度と悪さをしないと誓わせ、押させた手形なのだと伝えられる。
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現代に入って怪異が急増したのは、茨城県
岩手県は古くからの怪異・妖怪たちの物語が語り継がれている県だが、逆に現代に入って怪異の噂が増加した県としては、茨城県があげられる。
特につくば市、その中でも筑波大学は怪談の宝庫として知られ、大学内だけでも数多くの怪異が出没する。
例えば「マラソン幽霊」の話。これはかつてマラソン大会でゴールを目前にして心臓発作で倒れ、その無念から筑波大学の男子寮に現れるようになった幽霊だという。マラソン幽霊は真夜中に部屋から部屋を駆け抜けていくため寮生たちはほとほと迷惑していたが、ある寮生が幽霊の走る先にゴールテープを張ってみたところ、念願のゴールを達成できたマラソン幽霊は成仏して現れなくなったとされる。
他にも宿舎に現れるという、風化しかけた古文書を読むぼろぼろの老人「風化じいさん」の噂が残っていたり、大学で行われた動物実験の結果生まれたのがかの有名な「人面犬」である、という話も語られている。
全文はソース元で
12/29(日) 17:00配信
文春オンライン
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