東京株、大幅安 中東緊張で先行き警戒
2020年01月06日17時40分
今年最初の取引となる大発会を迎えた6日の東京株式市場では、中東地域での緊張を受けて全面安の展開になった。日経平均株価は一時、昨年末に比べ500円超値下がりするなど大幅に続落。終値は451円76銭安の2万3204円86銭で、452円安で終わった昨年の大発会に続いて荒れ模様となり、先行きへの警戒感が広がる。
米軍がイランの革命防衛隊の司令官を殺害し、米国とイランの軍事衝突の恐れも浮上。投資家はリスク回避姿勢を鮮明にした。ペルシャ湾での船舶の航行への悪影響から海運株が下がり、原油高が燃料費負担増につながる航空各社の株価も軒並み下落した。リスク回避に伴う円高進行により海外事業の収益悪化が懸念される自動車などの輸出関連株も売られた。