https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200114/1000042538.html

いわゆる食品ロスを減らすため、コンビニ大手のファミリーマートが、「おでん」の販売を見直しました。
売れ筋の具材を、注文を受けてから電子レンジで温める方法を導入し、売れ残りや廃棄を減らす効果があるとしています。

ファミリーマートが14日から一部の店舗で新たに導入した方法では、「大根」や「ちくわ」など売れ筋の具材を
セットにしたパック詰めを用意し、注文を受けてから電子レンジで温めて提供します。
これまでは、おでん専用の鍋にあらかじめ売れる数を予想して具材を仕込んでいましたが、数時間たつと
売れ残りとして廃棄に回されていました。

注文を受けてから温めるパック詰めの具材を導入することで、売れ残りや廃棄を減らすことができるほか、
仕込みなどの作業も減るため、従業員の負担軽減にもつながるということです。

ファミリーマートの木内智朗ファストフーズ部長は、「廃棄のコストが減るので、店側の利益が増えることにもつながる。
販売動向をみて拡大を検討したい」と話しています。

コンビニ業界では、セブン‐イレブンが原材料や容器の見直しで販売できる期間を伸ばしたり、
ローソンが長期間保存きく冷凍食品を開発したりするなど、食品ロス削減の取り組みが広がっています。