動物園元飼育員が象牙密輸の疑い

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20200114/1000042565.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ワシントン条約で国際的な取り引きが禁止されている象牙などを成田空港から
不正に持ち出そうとしたとして、静岡県の動物園の元飼育員でラオス国籍の男が警察に逮捕されました。
摘発した税関によりますと「園内に埋められていたゾウの死体を掘り起こして
象牙を手に入れた」などと話しているということです。

逮捕されたのは、静岡県裾野市にある動物園「富士サファリパーク」の元飼育員で
ラオス国籍のラム・オウン・コウンサーワント容疑者(27)です。
去年7月、ワシントン条約で国際的な取り引きが禁止されている象牙など200点余りを
スーツケースなどに隠して成田空港から不正に持ち出そうとしたとして税関に摘発され、
14日関税法違反の疑いで警察に逮捕されました。
容疑を認めているということです。

税関によりますと、動物園では4年ほど前からゾウの飼育員として働き、
出国の前に退職していたということで、これまでの調べに対し
「園内に埋められていたゾウの死体を掘り起こして象牙を手に入れた。
帰国したら自分の家に飾ったり知人に売ったりするつもりだった」と話しているということです。

警察などがさらに詳しいいきさつを調べています。

「富士サファリパーク」によりますと、希少な動物が死んだ場合一時的に園内に埋めて骨になるまで待ち、
標本にする場合があるということで、その場所には飼育員などしか入れないようになっているということです。

「富士サファリパーク」は、「今回の事件を重く受け止めています。
今後、園外への持ち出しを防ぐための対策を検討していきたい」と話しています。

01/14 17:43