2秒で感染、24日潜伏、節目は2月20日…中国の専門家が指摘する新型コロナウイルスの本当に重要な数字とは

※中略

■中国の専門家は「2秒でも感染する」

さて、新型コロナウイルスの感染力がかなり強いことは、この数日でかなり周知されてきただろう。

中国のこれまでの調査では、集団感染の多くは家族感染であることが判明している。

13日には北京市の記者会見で、一緒に外食した家族親戚7人全員が新型肺炎に感染した事例が紹介された。礼拝、職場、サークル活動など人が集まるあらゆる場所で、感染が報告されている。武漢市の精神病院では患者50人、医療関係者30人の計80人の院内感染も発生した。

感染経路はせきやくしゃみなどで飛び散った唾液などの飛沫(ひまつ)を通じて感染する「飛沫感染」や、ウイルスが含まれた飛沫が物体に付着し、それに触れることから感染する「接触感染」が認められている。接触感染は、付着する対象によっては最長で1週間、平均で5日ウイルスが生存するとの報告もあり、2月前半には「接触を防ぐエレベーターのボタンの押し方」に大きな関心が寄せられた。

2月4日には新型肺炎と診断された浙江省の男性が、「野菜売り場で買い物をしている15秒の間に感染した」可能性を報じられ、中国全土が震撼した。私は半信半疑だったが、その後、北京大学第一医院感染疾病科の王貴強主任が新華社のインタビューで、「ウイルスの感染力は強い。15秒で感染は十分に可能で、何も対処していなければ、2秒で感染もありうる」と述べた。

現在、精査中なのが排せつ物から感染する経口感染(糞口感染)だ。

武漢大学人民病院が患者の便からウイルスが見つかったと報告し、政府の衛生当局も記者会見で、「まだ断定には至っていないが、経口感染の可能性は高い」との見解を出した。2月13日にも、鐘南山氏の研究チームが広東省の記者会見で、患者の便からウイルスが検出されたことを報告した。経口感染の有無は確定していないが、今後正式に認められる可能性が高い。

このほか、2月8日には上海市民生局の記者会見で、専門家から気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子を通じて感染するエアロゾルの可能性が指摘されていることが明かされた。

■潜伏期間は最長で24日

中国はとにかく感染を食い止めないといけないので、感染経路については可能性が生じた時点で公表し、感染者が出たエリアも地図アプリで見られるようになっている。この点は日本とかなり違う。

私は毎日国営テレビ、人民日報、環球時報などのニュースをウォッチしているが、毎日新しい「可能性」が提示されるのを見て、「要するに普通に生活していたら感染するんだな」と理解することにした。

厚労省などはかなり長い間、「感染しにくい」との見解を維持していたが、それはおそらく、感染者の実態が分からないまま判断していたからだろう、と今は思う。

また、中国の感染者1099人を分析したレポートによると、潜伏期間は平均3.0日。最短は0日、最長24日だった。中国の専門家は「たった1人」と例外的であることを強調したが、感染した人が無症状で24日も動き回ることを考えると、このウイルスの厄介さがよく分かる。

とことん感染事例を追うことで感じるのは、新型コロナウイルスはある意味「何でもあり」。今後もどんどん情報が更新されていくだろう。だから早めに対処して、重症化を防ぐことが大事になる。

湖北省以外のエリアの致死率は1%未満で、1099人を調査したレポートでは15%未満の感染者は0.9%と紹介された。政府関係者が「死者は高齢者が大半なので、若い人は心配しなくていい」と発言した時には、高齢者が身内にいる人々から大ブーイングを浴びたが、誰もを死に至らしめるウイルスではない、ということも分かってきている。

■ウイルスは気づかぬうちに蔓延する

心してほしいのは、ウイルスは気づかぬ間にすぐそばに迫ってくることだ。

私は日本で最初の感染者が確認された1月16日、たまたま上海出身の友人と食事していた。「新型肺炎心配だね」と話しかけると、彼女は「でも武漢の話だから」と興味なさそうだった。その友人だけでなく1月中旬に会った中国人は皆、「武漢の話だから」と他人事だったが(中国は広いのだ!)、それは今や世界中の話になってしまった。

以下ソース先で

14, 2020, 10:00 AM
https://www.businessinsider.jp/post-207639

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