0001nita ★
2020/02/27(木) 16:12:50.96ID:RZorlzVj9Web東奥
多忙化が深刻な教員の仕事を手助けする「スクールサポートスタッフ」を配置する青森県教育委員会の事業が成果を上げている。2018年度から県内6小中学校に導入。学校からは「子どもと接する時間を確保できるようになった」との声が上がり、勤務時間も一定程度減少した。県教委は学校の働き方改革の一環として20年度、配置校を小中、特別支援学校29校に増やす計画を立てている。
約640人の生徒を抱える大規模校・青森市南中学校（高橋光夫校長）の教員はサポートスタッフが配置されるまで、生徒や保護者らに配るプリントの印刷に業務を圧迫されていた。
例えば一つの学年分、過去の試験問題を用意しようとすると印刷を終えるには約2時間必要。いまは教員に代わり、サポートスタッフの佐藤真実さん(32)が作業を担っている。さらにはパソコン操作のスキルを生かし、データの打ち込み、学校安全マップの制作など多岐にわたる仕事を引き受ける。
同校の女性教諭(47)は、生徒に個別で勉強を教えたり、相談を受けたりする時間を取れるようになったといい「佐藤さんがいないと仕事が成り立たない」と強調した。
佐藤さんは県教委の募集に応募し採用され、18年度から同校に勤務。多忙な教員が簡単に頼みたい業務の内容を指示できるよう専用の依頼票を作って「できることは何でも任せてください」と呼び掛けた。「先生には生徒の指導や授業に集中してほしい。私からコミュニケーションを取り、仕事を頼んでもらえるようやり方を考えました」
サポートスタッフの配置によって、自分の業務を人に預けることに慣れていない教員たちに変化が起きたと高橋校長は言う。「先生たちは佐藤さんに依頼できるよう、計画的に仕事を進めるようになった。子どもと向き合う時間と心の余裕が生まれ、教育効果は非常に大きい」と語った。
県教委によると、サポートスタッフのいる6校平均で、勤務時間が配置前に比べ週2時間程度短くなったという。採用に教員免許は必要ないが、20年度は法定雇用率を満たせていない障害者雇用の促進を図るため、障害者手帳の交付を受けていることを条件にするとしている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00000007-webtoo-l02
