地球に「第2の月」見つかる 小惑星が3年ほど周回中

 地球の周りを回っている「第2の月」が見つかった。

 小惑星や彗星(すいせい)を捜索している米アリゾナ大のカタリナ・スカイ・サーベイが発見し、国際天文学連合が25日に発表した。

 直径2〜3メートルの小惑星が地球の重力に捕まり、3年ほど前から地球を回る衛星になっていたらしい。
 ただ、軌道が極めて不安定で、数カ月後には再び遠くへ飛んで行ってしまうとみられる。

 スカイ・サーベイの天文学者カッパー・ビエルチョス氏によると、「ミニムーン」は今月15日、アリゾナ州レモン山にある口径1・5メートルの望遠鏡が発見した。
 探査機「はやぶさ2」が着陸した「リュウグウ」と同じC型というタイプの小惑星で、有機物や水を豊富に含むと考えられる。

 地球の軌道付近を飛んでいた小惑星が、地球の重力に引き込まれ、一時的に地球の衛星になったらしい。
 小さいため20等級ほどと暗く、「2020 CD3」と名付けられた。

朝日新聞デジタル 2020年2月27日 19時0分
https://news.livedoor.com/article/detail/17882774/