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【生態系】失われた動物フィッシャーの再導入に成功、米ワシントン州 ヨーロッパ人がやってくる前の生態系を取り戻す取り組み
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0001ごまカンパチ ★垢版2020/03/09(月) 22:53:05.38ID:215vQcym9
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/030300145/
 木箱の戸が開くと、ニフラーという名の立派なオスがするりと飛び出し、森へと姿を消した。
続いてケンドラ、ネヴィル、ケイティ―も優雅に駆け抜けていった。

森に放たれたのは、フィッシャー。
カナダおよび米国原産の食肉目イタチ科に属する動物で、気性は激しく動きはしなやか、そして長い尾を持つ。
20世紀初頭に毛皮のために捕獲されて個体数が激減し、米国ワシントン州ではいったん完全に消滅した。

一度いなくなったフィッシャーを再び自然の中へ放つ「再導入」が、ワシントン州で開始されたのは2008年。
ニフラーたち『ハリー・ポッター』シリーズにちなんで名付けられた4匹は、ワシントン州のノースカスケード国立公園に再導入される最後のフィッシャーとして、このほど放たれた。

今回の再導入は一つの種の回復以上の意味がある。
ヨーロッパ人がやってくる前にこの地域に生息していた食肉目の動物たちを、元に戻すことを意味するからだ。
食肉目はネコ目とも呼ばれる哺乳類のグループで、ワシントン州にはアメリカグマやクズリ、オオヤマネコ、1990年代後半に自ら戻り始めたオオカミ、フィッシャー、
そして数は少ないが手助けがあれば復活できそうなハイイログマなどがいる。

自然保護活動家たちはこれを、失われた種を取り戻す、数十年にわたる努力の勝利として喜んでいる。
これは、単に動物たち自身のために喜ばしいということではない。生物多様性が高ければ高いほど、その生態系の危機からの回復力は強くなるのだ。

「私たちは現在、気候変動が生態系に及ぼし得る様々な影響と向き合っています。それは山火事の頻度であれ、木の実の成り具合であれ、
野生動物の群集に大きく影響する可能性を持つあらゆることです」。
そう話すのは、ノースカスケード国立公園の野生生物学者、ジェイソン・ランサム氏だ。
「種の数が多ければ多いほど、生態系が無事に機能する可能性が高まります」

ノースカスケード国立公園には、米国でも最大級の手つかずの生態系がある。
ランサム氏が言うには、同じくワシントン州にあるマウントレーニア国立公園およびオリンピック国立公園と共に、大型食肉目が生きていくのに必要なスペースや資源、
そして保護の仕組みが存在している。

■西海岸にようやく定着へ
フィッシャーは、乱獲を受けて法的に保護されるようになった1934年には、すでに米国の多くの州から姿を消していた。
東海岸では1950年代に木材会社がビジネス上の理由でフィッシャーを再導入し始めた。
フィッシャーは、苗木を食べてしまうヤマアラシを襲ってくれるからだ。
ロッキー山脈では1960年代、70年代、80年代に再導入が成功している。

しかし西海岸では、再導入はうまく進まなかった。
「西海岸は東海岸ほど開発が激しくなかったので、食肉動物が多かったのです」
と、フィッシャーについての博士論文を書いた野生生物生態学者、ミッチェル・パーソンズ氏は言う。
フィッシャーは捕食者だが、ボブキャット、コヨーテ、そしてオオカミといった食肉目にとっては獲物でもある。

※中略

ハイイロオオカミに関して言えば、自力で見事にカムバックした。
ワシントン州魚類野生生物局の最新のデータによれば、1930年代に州から姿を消した後、現在は15の繁殖ペアを含む27の群れで126匹が生息している。

これらの動物たちが具体的にどのような相互作用を持つかはわからない。
「食肉類の相互関係が変化していくかもしれません」とチェスナット氏は言う。
これまでいなかった動物たちが戻って来たことで、生態系が様々な方向に調整されている。
「ハイイログマもハイイロオオカミもかつては米国中に生息していました。彼らがいなくなったことは、獲物となる動物たちの行動から植生に至るまで、
非常に大きな影響を与えていたのです」

チェスナット氏が言うには、生態系の中にあらゆる食肉類がいることで、時折起こるウイルス等の流行からの回復力が高くなることが重要な利点の一つだ。
そして、幅広い種類の動物がいることは確実に地域にとってもメリットである。
「不確実な未来を生き延びる強さを多様性がもたらしてくれるのです」。ランサム氏はそう語る。

研究者たちは、何十年と姿を消していた動物たちが、ワシントン州の森や山、そして平原といった生態系にどのような影響を与えるかを注意深く観察している。
チェスナット氏が言うには、こうして得られた知見が将来の再導入に役立つことになる。
0003名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 22:58:11.99ID:P05er0b60
ネイティブアメリカンも増やすので?
0004名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 23:01:50.18ID:KnBR/4f00
日本の河童も再導入できたらなあ
0005名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 23:04:08.72ID:cmyxRVkd0
>>3
アングロサクソンは
そろそろネイティブアメリカンに
国を返してやれ。
0007名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 23:09:34.36ID:yVPwR4zc0
あんなのハクビシンみたいなもんでわざわざ再導入せんでも勝手に広がっていくだろう
0009名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 23:10:49.29ID:RKUl+Dam0
伝説のフィッシャーマンって
なんで親父がカードになったんだっけ
0010名無しさん@1周年垢版2020/03/09(月) 23:13:26.45ID:DngO4MlE0
>>2
5で同盟が勝つルートに入ると、人数足りないから格上げされるんだよな。
0012名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 00:52:51.97ID:mCcBovdB0
日本もオオカミ再導入はよ
0013名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 01:03:18.67ID:CP0BAkZP0
可愛い
0014名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 01:09:11.32ID:TOHv8aGM0
>>5  もっともな話だな
ま、絶対やらんだろうけど
0016名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 02:21:33.54ID:D/ZG21wW0
>>12
フィッシャーと違って種類違うし、狭い国土で開発進めまくり針葉樹植えまくりで高位捕食者養えるほどの環境がかつてと比べて激減してるから無理
0017名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 03:30:28.68ID:lSRVgLXV0
>>12
ザ・ロングダークみたいに、オオカミに襲われるぞ。
0018名無しさん@1周年垢版2020/03/10(火) 04:01:30.03ID:GWxYHrYS0
恐竜時代のゴキブリの化石は体長1メートルあったのだとか
あれを復活させて導入できたら
家の中に体長1メートルのゴキブリがウロウロする生活が手に入ります
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