東電によると、デブリに加え、がれきなどの廃棄物の分析や、作業員が内部被ばくした際の影響評価などのため、分析機能の強化が求められている。
新施設は地上2階、地下1階建てで延べ床面積は約3200平方メートル。放射線量の高いデブリを扱うため、コンクリートや鉄でできた小部屋のほか、密閉状態で試料を調べる「グローブボックス」を設置。放射性物質の種類や硬さ、含まれる金属や塩分などを分析する。デブリの取り出しは3年に2号機から始める予定だが、新施設の運用開始までは原子力機構の施設で分析する方針。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/200316/ecn20031622100017-n1.html