黒川敦彦氏。
政治団体「オリーブの木」代表で、16万人ものチャンネル登録者を持つ超人気YouTuberでもある。
黒川氏は大阪大学の大学発ベンチャーの支援事業や、複数のベンチャー企業の経営、および経営指導に携わってきた。
そのさなかの2008年にリーマン・ショックを経験し、金融業界の先行きに疑念を抱いて農業と政治活動を志すようになる。現在は「オリーブの木」を率い、2019年の参院選には自身を含め10人の候補者を擁立した。
その黒川氏は、自身のYou Tubeチャンネルで繰り返し「リーマン・ショックの数十倍の金融危機が必ず来る」と警告、近著『ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機』(3月19日刊)でも警告を重ねている。
今回、新型コロナウイルスショックをきっかけに、黒川氏の警告が現実のものとなりつつある。
最新の動画で、黒川氏はこう話している。
「金融危機は長期化します。まだ全然、これでは終わりません。いま始まったばかりです。なぜなら、広い意味ではリーマン・ショックはまだ終わっていないからです。あのとき、金融バブルがしぼんでいないとおかしいんですが、そうせずに、さらなるバブルを膨らませて、臭いものにフタをしてやってきた。
その矛盾がいま、表れているんです。金融危機は、これからが本番です」
黒川氏が、バブルを膨らませつづけた張本人と指摘するのが、国際金融資本である。その代表的な会社のひとつがゴールドマン・サックスだ。
黒川氏の新著から、ゴールドマン・サックスの実態と、同社元社員グレッグ・スミス氏の告発について書かれた部分を、引用する。
ゴールドマン・サックスの触手はもちろん日本にも及んでいます。日本におけるゴールドマン・サックスの代表的な顧客例は、
・ゆうちょ銀行
・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
・ソフトバンク
この3つです。
日本国民の預金、それから大切な老後資金である年金が喰い物にされているのです。デリバティブはもし金融危機に見舞われれば、一瞬にして吹き飛んでしまう「爆弾」だからです。
ゴールドマン・サックスで若手社員に向けられる上司の言葉は、
「客を操る」、「目玉をくり抜く」、「金を?ぎ取る」
など、おおよそ品性のかけらもないものばかりだったそうで、スミス氏は「ここではまともな社会の一員になる人は育たない」と確信したそうです。
お金を儲けることだけ考えている人たちには、顧客の信頼を得ることも、この社会を維持していくこともできません。しかし、このような非人道的な空気が金融業界全般に蔓延しているのです。
ゴールドマン・サックスはこの告発を受けても何ら反省することもなく、これまで通りの通常営業が続けられています。そして、とうとう詐欺で訴えられるまでに至りました。
2010年4月米証券取引委員会(SEC)が同社を詐欺の疑いで訴追しました。破綻がわかっていたCDO(債務担保証券)を販売したことが詐欺に当たると指摘されました。
全文はソース元で
3/30(月) 7:12配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200330-00000003-friday-soci
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200330-00000003-friday-000-view.jpg