沖縄県内で初めて新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」が確認された。米軍用地の地主らでつくる沖縄市軍用地等地主会が今月7日に同市の市軍用地主会館で開いた役員会会議で、感染者から複数に広がったものとみられる。会議に参加し感染が確認された70代男性は本紙取材に「せきをするたびに、これまでに体験したことがないくらいの激痛が体の節々に走る」と厳しい病状を語った。

県や、会議に参加した別の60代男性によると、クラスターが形成された会議には約30人が参加し、午後5時半から7時ごろまで開かれた。飲食は伴わなかった。会議室は約40人が入る程度の広さ。長めのテーブルがロの字に並べられ、一つのテーブルに2、3人が着いていたという。男性は「会合が始まったころから雨が降り出したので、窓は閉めていた。しばらくして晴れ間が見えると、窓は開けていたと思う。閉めている間はクーラーを送風にしていた」と話す。マスクを着用していたのは10人程度だったという。

男性は「(会議で)新型コロナの話は出たが、せきなどの症状が出ている人はおらず、まさかという気持ちだ。振り返ると甘かった、油断していた点もある」と語った。保健所や県からの連絡はなく自主的に外出自粛をしており、男性は「なるべく早く(PCR)検査をしてほしい、早く安心したい」と訴えた。

感染が確認された男性は、7日の会合後、発熱と体のだるさの症状が出たため9日にかかりつけの医院を訪れた。医師からの勧めでPCR検査を実施し、陽性が確認された。現在も37、38度の熱が続き入院する。男性は「ほとんど力が入らなくてきつい。内臓が悲鳴を上げている感じだ。いろいろと病気してきたが、今までにない痛みだ」と県民に感染予防を訴えた。

県はクラスターの発生地となった会議について「地域の団体の会議」としか説明しておらず、主催者や開催場所、内容などは明らかにしていない。厚生労働省は「1カ所で5人以上のつながりのある感染者が出たケース」をクラスターと定義する。集団感染が起こりやすい条件として、換気の悪さ、人が密集して過ごす空間、不特定多数の人が触れる可能性がある場所とし、「密閉」「密集」「密接」の「3密」を避けるよう呼び掛けている。県は「たくさんの人で長時間の会議をすることがクラスターにつながる」と警鐘を鳴らしている。
 
(問山栄恵、下地美夏子)

4/22(水) 12:26
琉球新報
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