神戸市北区にある「小さないのちのドア」では10代の少女からの相談が、ここ最近急増。
妊娠や出産にまつわる相談窓口に10代の少女からの相談が急増していて、新型コロナウイルスの影響が懸念されています。

神戸市北区にある「小さないのちのドア」は、思いがけない妊娠や出産についての相談を24時間体制で受け付けています。

普段はひと月に10件ほどだった10代の少女からの相談が、ここ最近、急増しています。

【中学3年生からの相談】
「交際相手の家に入り浸り、妊娠してしまったかもしれない」

今年2月以降の相談はあわせて100件を超えていて、特に心配なのは新型コロナウイルスの影響でアルバイトができなくなり「援助交際に手を出してしまった」という内容です。

【西尾和子施設長】
「(援助交際についての相談を)この1ヵ月で10人ぐらい聞いた。やっぱり増えてるんだろうなと思う。10代の子たちからこんなにどんどん相談がくるとは、ここまでは想定していなかった」

支援者は長引く休校や経済活動の縮小の影響が、若い女性の「望まない妊娠」という形で現れることに危機感を募らせています。

【永原郁子代表理事】
「世の中が不安定できっといろんな不安を抱えているだろうけど自分の行動に気を付けて。そのあとに起こることをちゃんと考えて頂きたい。もしかしたら女性にとって一生残る傷になるかもしれない。本当に命に関わる大切なことだということを分かってほしい」

一人一人が自分の行動に責任を持つとともに、周囲の大人が子どもたちの変化に目を向けることも必要です。

04/27 19:08
https://www.ktv.jp/news/articles/c284767233184f4db62fc57bba3f5897.html
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