不正が見つかったのは、自動車部品向けなどの特殊鋼や、家電用モーターなどに使われる磁石。1月に特殊鋼の不正に関する情報提供があり、調査を進めていた。
日立金属の西山光秋執行役会長は、電話会議形式による記者会見で「10年以上前から継続していた。管理職も関与したようだ」と語った。安全性や性能に問題が生じた事案は確認されていないという。
日立製作所は競争力強化のため、グループ再編を進めており、日立金属のてこ入れを図っている。同じ日立傘下の日立化成でも2018年6月に品質不正が発覚。同社は昭和電工に買収されることが決まった。
時事通信社2020年04月27日20時31分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020042700933&g=eco