5/13(水) 20:34配信
読売新聞オンライン
 
 ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスが13日発表した2020年3月期連結決算は、売上高が前期比2・5%増の5905億円、最終利益が4・6%増の261億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大でマスクなどへの特需があり、売上高と最終利益は過去最高を更新した。

 昨年は天候不順に加え、10月の消費税率引き上げや台風の上陸に伴う臨時休業も重なり、季節商品を中心に苦戦していた。

 だが、今年1月以降、状況が一変した。新型コロナの感染拡大で、マスクや除菌関連など雑貨の年間を通じた売上高は9・5%増、食品は3・1%増となった。この結果、本業のもうけを示す営業利益は1〜3月期で前年同期比で約2割増加した。

 ただ、マツキヨが強みをもつ化粧品は0・7%減少した。入国制限の拡大に伴い、中国人をはじめとする訪日客が減ったうえに、外出自粛で自宅で過ごす時間が増えたためだ。

 21年3月期の業績予想は、新型コロナの影響が9月末まで続くと仮定し、最終利益が19・8%減となる210億円を見込んでいる。

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