IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長が、来年、東京オリンピックが開催できない場合は、
大会の中止もやむをえないという認識を示したことについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、
来年の成功に向けた決意の表れだという見方を示しました。
IOCのバッハ会長は、イギリスの公共放送BBCのインタビューで、新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず
来年、東京オリンピックが開催できない場合は、大会の中止もやむをえないという認識を示しました。
これについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は記者会見で「来年の東京大会の成功に向けた
バッハ会長の強い決意ではないか」と述べ、中止を念頭に置いた発言ではないという見方を示しました。
また、バッハ会長が安倍総理大臣との会談で、来年に延期することが最後の選択肢だと伝えられたと
していることについて「私も電話会談に同席したが、1年後にできなかったらというような話は一切なく、
来年の成功に向けて、しっかりやっていくという内容だった」と指摘しました。