留萌海上保安部は、北海道苫前町の漁港で900キロ以上のナマコを密漁したとして、
5月22日までに男11人を逮捕・送検し、当時の装備品を公開しました。

ナマコ密漁団11人が着用していた装備品です。
ウェットスーツにゴーグル、足ひれに加え、腰には網かご状のものをつけ、
水中ライトを「金ざる」に結び付け頭にかぶり、夜の海で作業をできるようにしていたということです。

5月22日までに逮捕・送検されたのは、北海道札幌市や小樽市の21歳から46歳までの男11人です。
男11人は、4月9日未明、苫前町の力昼漁港付近で船外機付きのゴムボートや潜水器を使用し、
ナマコ933.5キロを密漁した漁業法違反などの疑いが持たれています。

この事件では、留萌海保が、ナマコを陸揚げしている密漁団の現場を押さえ、
男3人を現行犯逮捕しましたが、残りの9人は逃走しました。

3人の逮捕から約1時間後、
海の中で波消しブロックに隠れていた1人を発見しましたが衰弱していて、搬送先の病院で死亡が確認されました。

事件翌日に6人、5月までに残りの2人のあわせて8人を逮捕しました。

調べに対し、密漁団11人は、容疑を大筋認めていて、留萌海保は死亡した1人も「被疑者死亡」で書類送検する方針です。
http://uhb.jp/news/data/12575/image.jpg

以下ソース:北海道文化放送 2020年5月22日16:30
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=12575