おととし、クマの出没が相次いだ後志の島牧村。
先月以降もクマの出没が相次いでいますが、猟友会が出動できない状態です。

島牧村では、先月から21日までに、クマの出没情報が44件と、去年のおよそ10倍にものぼっています。
しかし、猟友会は一度も出動していません。

原因は、おととしの夏、2か月間にわたって住宅地にクマが出没したとき、1000万円を越えた報奨金の問題です。
議会は新たな条例を作りましたが、村と猟友会の間で話し合いがまとまらず、出動を要請できない状態が続いています。
村長は、住民や警察、猟友会と協力するための、新しい枠組みづくりを構想しています。

「協議会を立ち上げたいと思ってる。組織体というか、それぞれがどういうかたちでどうヒグマと向き合っていくか、
 万が一も想定して、みんなが安心できるかたちにしたい」(島牧村・藤澤克村長)

村長は、「猟友会の協力は欠かせない」として、関係の修復を急ぎたい考えです。
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以下ソース:北海道放送 05月22日(金) 19時50分
https://www.hbc.co.jp/news/8f891aa6c33adc3a621e3f458b07e726.html