「増加した死者数の大部分は、新型コロナウイルスの感染拡大によるものとみられる」と結論づけたうえで、この間の感染による死者数は、これまで発表しているよりも、さらに1万9000人近く多い可能性があるとしています。
イタリアの社会保険機構は20日、ことし3月と4月の2か月間に国内のすべての死者数を、過去5年間の同じ時期の平均的な死者数と比べたところ、およそ4万7000人多くなったことがわかったと発表しました。
地域別では、特に感染状況が深刻だった北部で、死者数が過去5年間の平均的な数値の2倍近くに増えたということです。
社会保険機構は「増加した死者の大部分は当時の感染拡大によるものとみられる」と結論づけています。
そのうえで、政府がおよそ2万8000人と発表しているこの2か月間の新型コロナウイルスによる死者数は、実際にはさらに1万9000人近く多い可能性があるとしています。
2020年5月23日 4時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200523/k10012441991000.html
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