家庭用や業務用向けの精米販売だけではなく、炊飯事業、冷凍米飯などコメ加工品の製造販売まで幅広くコメビジネスを展開している米卸の経営トップに話を聞く機会があった。

同社は、コロナ禍の対策として稲荷ずしやおにぎりなどを事業所に直接持っていって販売する「置きにぎり」という新しいビジネスを開始。コロナ禍でもこうした新しいコメ加工品の販売方法があることを紹介したかったからである。

ところが、経営トップからは意外な発言があった。それは、コロナ禍で「コメだけが置いてきぼりになっている」ということ。「置いてきぼり」とはどういうことか。
経営トップは現状について、業務用向け精米販売の落ち込みはもちろん、家庭用向けも2回の仮需発生以降はさっぱり売れなくなった。米飯加工品も、イベント需要はもちろんコンビニエンスストア向けも落ち込んでいるという。

その一方で、コメ以外の食品では大きく販売量が伸びているものが多く、このことを指して「コメが置いてきぼり」と表現したのである。

コロナ禍で食品類の販売動向がどう変化したのか見てみると…

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