2020年06月04日06時27分
【ハラレAFP時事】黒人男性暴行死をきっかけに全米に広がった略奪について、南部アフリカのジンバブエが扇動したと米高官が発言、ジンバブエ政府が躍起になって否定している。ジンバブエ駐在の米大使を外務省に呼び「うそであり、事実に基づく根拠を欠いている」(モヨ外相)と激しく反発した。
オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は5月31日、ABCニュースに対し、ジンバブエと中国を「敵国」と名指し。インターネットを駆使し暴動を扇動、社会を分断する「不和の種をまいている」と非難した。
モヨ外相は1日、「ジンバブエが米国の敵だったことは一度もない」と訴えた。対米関係は、昨年死去した独裁者ムガベ前大統領の時代に悪化し、制裁対象となっている。2017年に権力を握ったムナンガグワ現大統領の下でも反対派弾圧は続いているとして、3月に制裁は更新された。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060400207&g=int