議長は、5月の失業率が改善するなど「景気は経済再開による持ち直しの初期段階にあるかもしれない」と分析した。ただ、4〜6月期の実質成長率が記録的な落ち込みになると予想。「感染拡大が封じ込められたと世間が安心するまで、景気の完全回復はない公算が大きい」と明言した。
また、インフレ率も当面は目標の2%を下回って推移すると予想。現行のゼロ金利政策は「雇用最大化と物価安定という目標の達成が確信できるまで維持する」と語った。FRBはゼロ金利が少なくとも2022年末まで続くとみている。
時事通信 2020年06月17日00時49分
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