日本経済新聞 関西の羅針盤
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO72287740V00C14A6LDA000/
『お隣さん 大阪素通り』

戦後、都市部への人口集中の大きな波は3回あった。
関西の「後背地」として人材供給源となりビジネスの結びつきも強かった北陸や中国、
四国地方の12県と東京都、大阪府との人口移動をみると、第1波のピークの1961年は大阪が6万6千人、東京は2万7千人の転入超過だった。
しかし第2波の87年に東京が逆転し、第3波の2007年に差はさらに開いた。

石川義孝・京都大学大学院教授は「80年代に東京は金融中心へ切り替えに成功し大阪と差が開いた。
福岡や広島も地域の中心都市に発展し大阪の機能を代替するようになった」とみる。
そして新たな波がやってくる。