SARS、MERS、COVID-19の原因ウイルス以外のヒトコロナウイルスとして、
HCoV-OC43、HCoV-229E、HCoV-NL63及びHCoV-HKU1の計4種類見つかっている

HCoV-OC43は今日では一般的な風邪の原因ウイルスとして広く蔓延しているが、
1890年頃に発生したと推定されており、1889年にパンデミックが発生して、
約100万人の死者を出したロシア風邪の原因との見方がある。

HCoV-NL63とHCoV-HKU1は2000年代に見つかったが、発見のはるか以前から人類に蔓延していたと見られている。
HCoV-NL63のHCoV-229Eからの分岐は11世紀と推定されている。
コロナウイルスの検知は難しく、見つけにくい性質がある。
今ヒトに存在するコロナウイルスですら、全部の把握はできていない可能性がある。