橋下徹が山中伸弥に問う「新型コロナによる死亡者数をどう見るべきか」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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この死亡者数の目安をどうするかという問題はありますが、例えば日本における季節性インフルエンザによる年間の死亡者数は約3000人となっています。
これに比べると、新型コロナウイルスによる現時点での日本での死亡者数は、かなり少ないように感じます」(橋下氏)

 しかし――。

かねてから親交のある京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授に、橋下氏がこの考えを伝えたところ、以下のような回答があったという。

山中教授の回答で「脳天に衝撃が走りました」

「季節性インフルエンザが原因で亡くなる方は、もともと他の病気で入院されていた方が、インフルエンザをきっかけに細菌性肺炎を併発するなどして亡くなる事例が多いです。
この場合、病気の進行が比較的緩やかで延命措置が必要な患者が集中する事態にはならず、人工呼吸器が足りなくなることはほぼありません。

ところが新型コロナウイルスは、普通に元気だった人が一気に肺炎になり重症化する恐れがあります。
そうなると人工呼吸器が足りなくなり、どの患者を生かすかの選択を迫られる事態も生じます。
私自身は元気で季節性インフルエンザになっても死ぬリスクはまず無いと思っています。
ところが新型コロナだと数%の死のリスクが生じる。20代、30代でも感染すると500人に1人は亡くなると報告されています」(山中氏)