統一まで100年

統一教会が迷走している。
4月上旬に「歴史的な一日」として信者へ通知済みだった『世界平和統一家庭連合』から『天の父母様教団』への教団名称変更を何の説明もなく取りやめ、
すべての“摂理機関*” を包括する組織『天の父母様聖会』の新設を宣布した。
〈*“摂理機関”:統一教会の教えを広めるための「統一運動」を推進する団体・組織〉

 宣布において教団最高権力者・韓鶴子総裁は、側近の尹^鎬(ユン・ヨンホ)事務総長を世界宣教本部のトップに任命。“国家復帰”への全権を与えた。

 一方、韓鶴子が持つ日本への“怨讐”、つまり反日的な思想も鮮明となっており、
各摂理機関の“組み入れ”が日本で政治家対策を行う信者に影響を及ぼす可能性も指摘されている。

(中略)
■政界工作の足を引っ張る日本への”怨讐”

 では、この組織再編によって日本の政治家との関係に変化はあるのか。鄭教区長の講話には以下の発言がある。

「天の父母様聖会の宣布で、天の父母様聖会の名前の下で、家庭連合、UPF、女性連合、青年連合、議員連合などなど
全てがこの天の父母様聖会の傘の下に入るようになりました」

 教団は2017年11月に参議院議員会館特別会議室で世界平和国会議員連合の日本創設大会を開催している。
この大会に出席した閣僚を含む63人の国会議員及び秘書を代理出席させた残り約40人余りの国会議員も『
天の父母様聖会・世界平和国会議員連合』のメンバーとしてカウントされることになる。
〈参照:統一教会創設の議員連合創設大会に国会議員63人が参加|HBOL〉

各摂理機関が天の父母様聖会に包括されることにより、これまで親密だった保守系の政治家が
統一教会や系列の政治団体との“付き合い”を敬遠する可能性もある。
これは教団が持つ“反日思想”の可視化が進んだことも大きい。
文鮮明教祖は存命時から日本を「怨讐の国」としていた。教祖夫妻がこれまで一貫して日本を「怨讐の国」としてきたことは、教団の発行物などからも明らかだ。
〈参照:|天宙聖和3周年News VISION2020〉

(中略)

日本で政界工作を行う信者への影響を渡辺弁護士が解説する。

 「韓鶴子の宣言によって日本の政治家及び著名人の対策をしていた信者は困っているのではないでしょうか。
日韓の世界日報が『韓国では反日』『日本では嫌韓を含む右派の擁護』と
ダブルスタンダードで論陣を張っていたことは、これまでも統一教会内部で問題になっていました。
勝共連合においても前会長の太田洪量は韓鶴子に倣って反日の韓国支持を頑固に貫き、
他の勝共メンバーから『それでは日本の政治家に嫌われる』と反感を持たれていました」

 韓国への贖罪意識を植え付けようとする韓鶴子の”圧力”の度が過ぎると、
これまで蜜月状態だった自民党安倍政権との関係に変化が起こる可能性も否定できない。

全文ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9449276cb75a06302827aa444e6b62a3726af97a?page=1

■参考
・政界宗教汚染の結晶だった「第4次安倍改造内閣」〜「統一教会」を追うジャーナリストが選ぶ5大ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bcfefff416f85d9b7845027dc3bb6f2a3f05cb9

・世界平和統一家庭連合(統一教会)について
https://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E9%80%A3%E5%90%88

・勧誘活動広げる統一協会とは?
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-04-13/11_1201faq.html