(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、米国などで開発が進められている新型コロナウイルスのワクチンについて、
有効率は70〜75%にとどまるとの見通しを示した。

米国ではワクチン接種を受ける意思のない人も多いことから、大規模な流行を防ぐための集団免疫を獲得できる公算は小さいと予想している。
CNNが26日に行ったファウチ所長のインタビューは28日の番組で放送された。

米国では政府の支援で開発されている3種類のワクチンについて、今後3カ月の間に大規模な臨床試験が行われる見通し。

ファウチ所長は、はしかのワクチンは97〜98%の有効率を達成していると指摘したうえで、
新型コロナのワクチンについては「そこまで到達できれば素晴らしい。だがそうはならないだろう。ワクチンの有効率は70〜75%がいいところだと思う」と語った。

CNNが5月に米国で実施した世論調査では、たとえ新型コロナウイルスのワクチンが低価格で普及したとしても、接種は受けないという回答が3分の1に上っていた。

有効率70〜75%のワクチンを人口の3分の2に接種した場合、集団免疫を獲得できるかという質問に対し、ファウチ所長は「ありえない」と否定した。
集団免疫とは、一定の割合の人口が感染症にかかったりワクチン接種を受けたりして免疫を獲得し、人から人への感染が起こりにくくなった状態のこと。

ファウチ所長は「この国では一部の人が、反科学、反権威、反ワクチンの感情をもっている。相対的に言って、憂慮すべき割合の大きさだ」と懸念を示し、

反ワクチン運動の影響力の大きさを考慮して、ワクチンの真実についての啓発活動に力を入れる必要があると指摘した。
https://www.cnn.co.jp/usa/35156006.html

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