■スパコン元社長に懲役5年 助成金詐欺―東京地裁
2020年03月25日16時21分

スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」をめぐる助成金詐取事件で、詐欺や法人税法違反などの罪に問われた元社長斉藤元章被告(52)の判決が25日、東京地裁であった。
野原俊郎裁判長は「手口は大胆で常習的だ」と非難、懲役5年(求刑懲役8年)を言い渡した。
 野原裁判長は「虚偽の契約書を作成するなど巧妙な隠蔽(いんぺい)策を講じた」と指摘。
「研究開発を継続するため、できるだけ多くの助成金を受領しようと考えた」と述べた。
 被告側は詐欺罪を認める一方、法人税法違反罪などの大部分で無罪を主張したが、判決は「架空の経費計上と認識しながら、確定申告の手続きをした」と退けた。(2020/03/25-16:21)