使い捨てのプラスチック製レジ袋の代替品として検討されている「生分解性プラスチック」や「バイオプラスチック」の袋は、地球温暖化などの面で弊害が大きく、環境負荷の軽減効果が低いと懸念する報告書を国連環境計画(UNEP)が29日までにまとめた。「最良の選択は既に自宅にあるものを何回も使うことだ」と代替品の安易な販売に警鐘を鳴らしている。

 分析対象は海外製で流通している代替のレジ袋。一方、政府は7月1日からのレジ袋有料化の義務付けで、海で生分解されるプラスチックなどを代替品として推奨して有料化の例外としており、報告書は導入の取り組みに影響を与えそうだ。

共同通信 2020/6/29 21:07 (JST)
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