栃木県那須町の動物園で、ことし4月に生まれた世界で最も小さいカワウソ、コツメカワウソの子ども4匹の公開が始まり、かわいらしいしぐさで訪れる人たちを楽しませています。

コツメカワウソは、東南アジアに生息する世界で最も小さいカワウソで、手足に小さな爪があることから名付けられました。

栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」では、ことし4月24日にオス1匹とメス3匹が生まれ、27日から公開が始まりました。

4匹の子どもは、9歳の父親の「はっさく」と3歳の母親の「ナナ」に世話されて、体重は生まれたときの10倍のおよそ800グラム、体長もおよそ20センチにまで育ちました。

白と灰色の毛に包まれた4匹は、まだ上手に泳げないため、水辺に近づこうとすると母親に首をくわえられて引き戻されたり、じゃれあったりしていて、訪れた人たちは写真に撮るなどして楽しんでいました。

訪れた女性は、「両親が子ぼんのうな様子で子育てをしているのが見られてよかったです」と話していました。

動物園の二川原美帆飼育員は、「母親のナナは初めての出産だったので心配でしたが、見事に母親になって子育てをしているのがうれしいです。子どもたちのかわいい姿を公開できてよかったです」と話していました。

動物園では、来月19日まで、園内で4匹の子どもたちの名前の募集をしています。

2020年6月29日 15時52分
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