江戸文化と言った場合、元禄時代をピークとする文化文政以前は主として上方の文化を指し、それ以降は江戸の文化を指す。時代名と地名の区別がつかない基本的知識に欠けている書き込みは、多分日本の教育を受けてない人のものと思われる。
元禄の繁栄は京大阪の繁栄であり、そこで培われた上方文化が江戸後半期に江戸の町に移植され、江戸風に変貌していく。歌舞伎、三味線音楽、落語、浮世絵、相撲などである。江戸時代の後半から幕末にかけて、江戸風の江戸文化と上方風の江戸文化が、2極の江戸文化として後世に受け継がれていくのである。勿論、各地にそれぞれの文化が生まれて、日本列島は全域に文化の花が咲き、日本文明は豊かであった。