04◆処女懐胎

本来人間は両親の遺伝子を合成したものを遺伝子とし、
それをもちに肉体を構築して母親の腹から誕生する。

しかし神の子ヤハウェはこの手段を取らず、
処女懐胎によってこの世に生まれた。

それは母親の遺伝子と母胎さえあれば
誕生するに問題なかったからだ。
というのもイエスは、全ての人類の遺伝子に眠る
人類の始祖アダムの遺伝子を使って生まれてきたからである。

アダムは人間が黄色人種、白色人種、黒色人種に
枝分かれするより先にあった存在で、全ての人間の遺伝子を備えていた。
そしてそのいずれにも属さぬ存在だった。

アダムは人間として誕生する以前は、天地創造前にあった戦争において
天界の3分の1を率いて神と争ったルシファーとの闘いにおいて
天使の軍団を率いてこれを打ち破った、ミカエルと呼ばれる天使だった。

ミカエルについて聖書では「日の長じたる者」と呼ぶ。
人間として最も古く生まれた存在という事だ。
またミカエルとは「神に似たる者」をさす名で
神と"全く同じ肉体"を持っていた事を意味している。

これはどういう事か?
逆に言えば神はミカエルと同じ顔の持ち主であり
神が受肉した時の肉体も、ミカエルが受肉した時の肉体である
アダムと全くの同一だという事である。