湖北省湖南省という名前の「湖」とは、長江流域近くに大きな湖が複数あることに
由来している。これらの湖は雨季に長江が氾濫しないように、長江の水を吸収して
調整する天然の利水装置なのだが、経済発展に伴い埋め立て地を爆増させたので、
利水装置の役割が果たせなくなった。なので、三峡ダムの下流域にある宜昌、襄陽、
武漢、南京、上海は、ダムが決壊しなくとも、放水するだけで、水没する危険があり、
すでに、武漢をはじめ流域が洪水に見舞われて水没している。従って、放水は日本の
ダムと違い、下流域の大洪水を意味する大事件なのである。

コロナと同じように、共産党系メディアが、「放水」という不都合な真実を報道した
ことは、実際にはそれ以上にやばい状況が起こっているという自白になるである。