ちうがくの時、路傍の石という本の感想文を書いた。
これが壮絶に詰まらない小説だった。
主人公がデッチに出される安易なお涙頂戴の小説で、
作者はなんと東大出のエリート。
自分が小卒のデッチ上がりの小説家なら分かるが、良いとこのボンボンのエリートがどんな顔して、このお涙頂戴小説書いてんだと、子供ながらに思った。

本心を書いたらセンセに怒られるから、主人公が気の毒みたいな大嘘だらけの感想文を書いた。これがまた超絶に退屈で嫌な作業。

下らねえ大嘘小説なんか読ませんじゃあねえよ。
100選図書なんていう下らねえもの作るなよ。
大人はこんな茶番に騙されるヴァカかよ。
文部省はこんな子供騙しのモンキービジネスに騙されるアホかよ。
って正直に書きたかった。