西村康稔経済再生担当相は30日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で劇場や展示会場に要請している屋内イベントの入場制限の緩和について、感染防止策の徹底を条件に8月以降に一段と進める方向で検討していると明らかにした。政府は入場者を定員の半分以下に抑えるよう事業者に要請しているが、7月中に方針を改めて示す。

 政府は緊急事態宣言の解除後から段階的に緩和を進めてきた。ただ、事業者からはイベントの採算が取れないとの声が相次ぎ、検討会を設けて入場制限をさらに緩められるかどうかを議論してきた。スーパーコンピューター「富岳」を使い、防止策を講じれば緩和は可能と判断した。

共同通信 2020/6/30 19:48 (JST)6/30 20:01 (JST)updated
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