「今後、安倍首相のレームダック(死に体)化がさらに進めば、解散・総選挙を仕掛けても大敗する恐れがある。
そのリスクを避け、首相が4選を諦めて積極的に辞任する可能性があるんです。
総裁が突然辞任した場合、総裁選はその緊急性から党員・党友の投票を省き、両議院総会を開いて現職議員の投票だけで決めることになる。
これなら、党員・党友の支持が分厚い石破さんを封じ込めることができる。
議員票だけなら、弱小派閥の石破さんに勝ち目はありませんから。
それで岸田さんに総理・総裁を禅譲し、安倍さん自らはキングメーカーとして院政を敷き、念願の憲法改正を仕上げるというシナリオです」(川村晃司氏)