「うるせぇ!死ね」「パクリやがって!」の言葉は、京都アニメーション放火事件の犯人の青葉真司容疑者の犯行中の怒号である。
と同時に、日本の無敵の人予備軍男性にとって自分達の叫びでもあるということだ。その証拠に、こういったソフトターゲットテロの現場が秋葉原や東海道新幹線や最近のいわゆる交通トラブルとも違うのは、
事件が起きた場所が、京都アニメーションのビルや名門学校といった、学校やアニメ業界と言うカーストや業界の中での名門階級であることだ。これは社会の落ちこぼれからの格差への怒りである。

近年の犯罪や非行は特殊詐欺やヘルメット強奪などいわゆるヤンキー的な非行が目立つが、その根本的な原因は弱者に対する比較的強い立場の大人への逆恨みである。
治安悪化はまさに弱者軽蔑をよしとしてきた社会が支払うツケなのである。