富山県は2日会見し、入善町在住で入善高校に通う10代の女子生徒が新型コロナウイルスに感染したと発表した。嗅覚異常や倦怠感などの症状があり、
指定医療機関に入院している。県内で新規感染者が確認されたのは5月18日以来で通算228人目。

 発表によると、女子生徒は6月20日に家族と2人で大阪へ行った。24日に37・5度の発熱と嗅覚異常が出たため学校を2日間欠席。26日に平熱に
下がったため登校した。

 日曜日の28日に友人と石川に行き、29、30日と登校。同日再び嗅覚異常が出たため医療機関と帰国者・接触者相談センターに相談した。7月1日は
学校を休み、PCR検査を実施。2日に陽性と分かった。

 大阪と石川へは自家用車で出掛け、公共交通機関の利用はない。常時マスクを着用していた。濃厚接触者は家族5人と友人1人。このほか、教員と生徒ら
約50人と接触しているという。

 入善高校は部活動を含め3日まで臨時休業とし、4、5日は登校禁止とする。6日以降は学校内での感染状況を踏まえて判断するとしている。

 校内の消毒作業は既に終えており、保護者らに状況をメールで連絡。今後、接触者や検査を希望する人にはPCR検査を行うという。

北日本新聞社

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