新型コロナウイルスを巡る県の警戒レベルが「感染縮小期」に引き下げられ、居酒屋などのにぎわいが徐々に戻る中、松山市消防局が飛沫(ひまつ)防止用シートの燃焼実験動画をフェイスブック(FB)に投稿し、注意を呼びかけている。

 飲食店でも見かけることが多くなった透明のシート。動画(約30秒)には、職員がライターで火を付けるとわずか数秒で黒煙が舞い、激しく炎を上げて燃える様子が収められている。天井や壁などに延焼する危険もあり、愛媛県外では実際にライターから着火して火災になった事例もあるという。

 松山市消防局は「周囲に延焼する危険性があるので、シート周辺での火の取り扱いは十分に注意してほしい」と話している。【中川祐一】

毎日新聞2020年7月5日 09時02分(最終更新 7月5日 09時03分)https://mainichi.jp/articles/20200705/k00/00m/040/026000c