7/5(日) 9:50
CNN.co.jp

ロンドン(CNN Business) フランスの航空会社大手エールフランスは5日までに、向こう2〜3年間で全従業員の17.5%に相当する7580人を削減すると明らかにした。

このうち3500人以上は、退職などによる自然な減少になる見通しだという。

同社は2022年末までに6560人を削減。また傘下の地域航空会社の従業員を向こう3年で1020人削減して現在の半数とする計画を示した。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う渡航制限や旅行需要の激減は、各国の航空会社の業績に重大な打撃を与えている。国際航空運送協会(IATA)によると、航空業界は今年、世界全体で過去最大となる840億ドル(約9兆円)の損失を計上する見込みだという。

エールフランスは3日の声明で、新型コロナ危機の絶頂期には1日当たり1500万ユーロ(約18億円)の損失が出ていたと明かした。

業績が危機前の水準に回復するのは、24年以降と予測している。

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