7/5(日) 9:52
Bloomberg

(ブルームバーグ): ジョンソン英首相は、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の機器を英国内の第5世代(5G)移動通信網で使用するのを早ければ今年から段階的にやめていく方針だと、英紙テレグラフが報じた。
情報機関がまとめた報告書が今週中に首相に提出される予定で、米国によるファーウェイへの新たな制裁により、同社が信頼できない技術の利用を余儀なくされ、安全保障上のリスクのコントロールが不可能になると結論付ける見込みという。
当局者は新たなファーウェイ製機器の5G通信網への設置を最短で6カ月以内に停止する提案を策定中で、既に導入された同社技術の排除も加速させる。ダウデン英デジタル・文化・メディア・スポーツ相が週内にジョンソン首相に正式に提言する。
ダウデン氏は6月30日に議会で、ファーウェイが英国内の5G通信網に長期的に関与することはないと説明し、NECや韓国のサムスン電子など代替ベンダーからのアプローチを歓迎すると述べた。
ファーウェイはテレグラフに対し、「ファーウェイは世界で最も詳しく調べ上げられたベンダーであり、英国での透明性は他社の追随を許さないと確信している」とし、「事実を注視し、現時点で臆測しないことが重要だ」とコメントした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200705-10324037-bloom_st-bus_all