車検切れの車を運転したとして愛知県警中署は3日、住所不定、自称自営業の男(28)を道路運送車両法違反(無車検運行)容疑で現行犯逮捕した。

 男は約2年半にわたり、名古屋市中区栄の白川公園周辺で駐車違反を70回以上繰り返していたとみられ、同署は道路交通法違反(放置駐車違反)でも検挙する方針。反則金は100万円以上に上るという。

 発表では、男は3日午後5時頃、白川公園北側で、無車検状態の乗用車を運転した疑い。車は昨秋から車検切れだったが、「知らなかった」と容疑を否認しているという。

 同署によると、車は米・シボレー製の高級車。2017年12月〜今月2日、同公園周辺の路上で駐車違反を繰り返していた。駐車監視員が「標章」と呼ばれる黄色いラベルを貼るなどしており、近隣では目立つ存在だった。

 ただ、運転者は一度も出頭せず、車検使用者へ送られる違反金納付書にも応じなかったため、同署が捜査したところ無車検が判明。3日に中署員が警戒していたところ、男が現れたという。同署は駐車違反がすべて男によるものだとみて調べる。

2020/07/05 13:23 読売新聞
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