毎日新聞
感染防止策取りつつ「寒天列車」出発進行 懐石と景色を満喫 岐阜・明知鉄道
明知鉄道の車内で寒天料理を楽しむ乗客たち
明知鉄道(岐阜県恵那市)は今月から、車内で寒天の懐石料理を楽しむヘルシートレイン「寒天列車」の運行を始めた。1987年から走る人気列車で、今年は9月末日までの平日の月曜を除く毎日、新型コロナウイルスの感染防止対策をとって運行する。
車両の密集状態を避けるため、定員を従来の28人から18人に減らし、車内に置かれた机には遮蔽(しゃへい)板を設置する。今年の初日の1日には約30人が乗車。寒天のジュレを添えた飛驒牛や寒天ソバ、寒天チーズケーキなど、沿線特産の寒天をふんだんに使った18品が、3段重ねで提供された。
乗客たちは「日本一の農村景観」とも呼ばれる車窓を眺めながら、机いっぱいに料理を広げた。新型ウイルス感染予防のため県外への旅行を県内に替えて乗車した羽島市の無職、林義彦さん(77)は「寒天尽くしの料理の数々に驚いた」と満足そうだった。
列車は恵那駅午後0時25分発、明智駅同1時19分着の1日1本。料理と鉄道の1日フリー乗車券付きで大人5500円のところ、県の助成で4500円。詳しくは明知鉄道まで。
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