7/11(土) 15:02
読売新聞オンライン
 
 新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が34都道府県で238件発生していたことが、全国知事会の調査で分かった。県境を越える移動自粛が全面解除された6月19日までが調査対象で、施設別では、医療機関が84件(35%)で最も多く、社会福祉施設62件(26%)、飲食店など41件(17%)と続いた。

 都道府県のコロナ対策を検証する知事会のワーキングチーム(WT)が、1か所で5人以上の感染者が発生した事例をまとめ、今月10日に結果を公表した。

 医療機関の内訳は、病院が79件で診療所が5件。社会福祉施設のうち48件は高齢者施設で、児童施設8件、障害者施設6件だった。飲食店などの41件は、キャバレー14件、ライブハウス6件、ナイトクラブ2件など。ほかに企業などで発生が35件あり、学校・教育施設と、スポーツジムを含む運動施設で4件ずつ起きていた。

 WTは結果を踏まえ、必要なコロナ対策を盛り込んだ報告書を8月にまとめる方針だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200711-00050145-yom-soci