2020年7月12日 5時25分

教員が新型コロナウイルスに感染した神戸市の中学校で、生徒1人の感染が新たに確認されました。神戸市は集団感染の防止を最優先するためとして、教員が授業を受け持つ学年の生徒全員を、今月17日まで自宅待機させることを決めました。

神戸市によりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは神戸市の垂水中学校に通う10代の女子生徒です。

この中学校では今月4日、男性教員の感染が確認され、神戸市は担任を受け持つクラスの生徒や教職員など合わせて70人にPCR検査を行い、全員の陰性が確認されたため、今月9日から学校を再開させていました。

こうした中で、9日の下校後に女子生徒がけん怠感を訴え、11日、新たに感染が確認されたということです。

女子生徒は今月3日にこの男性教員の授業を受けていたということで、神戸市は、集団感染の防止を最優先するためとして、男性教員が授業を受け持つ学年の生徒全員を今月17日まで自宅待機させることを決めました。

ほかに体調不良を訴える生徒はおらず、学校内に濃厚接触者に該当する人はいないものの、女子生徒と同じクラスの生徒や担任については、今後、PCR検査を行うとともに、自宅待機の期間を今月23日までとしました。

神戸市は「校内に拡大することを自宅待機で完全に排除したい。感染が広がらないよう対策を徹底したい」としています。

ソース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200712/k10012510781000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002