長引く大雨の影響を受け、小ネギが品薄高となっている。7月上旬(9日まで)の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1キロ763円と、前年の16%高。曇雨天が続いて出方が鈍る中、大雨で不足感が増した。薬味需要が高まる時期に重なり、当面は強含みの展開が続きそうだ。

 主産地の福岡産が、豪雨の影響を受けて出荷が滞っている。JA筑前あさくらは「6日以降、途切れなく雨が降り続き、ハウス浸水が相次いだ。当面は通常の3割減の出荷が続く」と説明する。


 同JA管内は、4年連続で同時期に被害を受けた。ハウス外に排水ポンプを置くなど対策を講じてきたが、「排水が間に合うレベルではなかった」。土がぬかるんでトラクターが入れず、種をまき直す場合でも乾くまで1週間程度、作業がずれ込む可能性がある。

 東京都中央卸売市場の6月の小ネギ入荷量510トンのうち、福岡産は157トンと3割を占める。JA全農ふくれんは「京浜市場への出荷割合が過半の産地もある。薬味需要が高まる時期に合わせて出荷が増える時期と重なった」と懸念する。

 福岡産の比率が高い分、京浜市場では不足感が強まってきた。都内の卸売会社は「天候不順で6月下旬から減少傾向が続く中、豪雨がぶつかった。九州の他県産も影響が想定され、来週以降、不足感が増して強含みで推移する」と見通す。
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