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AFP=時事

融解進む仏アルプス氷河で新聞紙片を発見 1966年墜落の航空機内のものか
仏シャモニー近郊のボソン氷河で見つかった、1966年1月24日にモンブランに墜落したエア・インディア機のものとみられるインドの新聞(2020年7月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】融解が進むフランス・アルプス(French Alps)山脈のモンブラン(Mont Blanc)氷河で、このほどインド初で唯一の女性首相、インディラ・ガンジー(Indira Gandhi)氏の就任を伝える見出しが掲載された1966年の新聞の紙片が見つかった。

【写真】仏モンブランで遺体発見 50年以上前の墜落機乗客か

 発見されたのは、インド紙ナショナル・ヘラルド(National Herald)とエコノミック・タイムズ(The Economic Times)の紙片。1966年1月24日に山中に墜落し、177人が犠牲となったエア・インディア(Air India)ボーイング(Boeing)707型機の機内にあったとみられる。

 この10枚ほどの紙片は、スキーリゾートのシャモニー(Chamonix)に近い標高1350メートルの場所でカフェレストランを経営するティモテー・モタン(Timothee Mottin)さん(33)によって先週発見された。

 モタンさんはAFPに対し、「まだ乾く途中だが、状態はとても良い」「文字も読める」と語った。

 モタンさんのカフェから徒歩45分ほどのボソン(Bossons)氷河では、ヒマラヤ山脈(Himalayas)の高峰にちなんで名付けられたエア・インディアの「カンチェンジュンガ(Kangchenjunga)号」航空機がかつて謎の墜落事故を起こしている。

 紙片は、60年近く氷に包まれていたとみられ、モタンさんは「おそらく氷が解けたばかり」であることから、発見できてラッキーだったと話した。

 この近辺では2017年、遺体も発見されている。1964年に墜落した同機か、1950年に墜落した別のインドの航空機「マラバル・プリンセス(Malabar Princess)号」に乗っていた犠牲者のものとみられる。

 2013年には、1966年の墜落事故機のものとみられる、エメラルドやサファイア、ルビーなど、13万〜24万6000ユーロ(約1600万〜3000万円)相当の宝石が入った箱が発見され、人々を驚かせた。【翻訳編集】 AFPBB News

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