通りかかった交通事故現場で事故車の燃料漏れを迅速に止め、2次被害を防ぐなどしたとして大阪府警羽曳野署は14日、三重県亀山市の運送会社社員、杉森貴博さん(46)に感謝状を贈った。同署によると、杉森さんの処置により、起きるかもしれなかった車両火災を防ぐことができ、1、2時間ほどかかるはずだった通行止めが数十分に短縮されたという。

杉森さんは7月2日午後3時半ごろ、羽曳野市古市の府道をレッカー車で走行中、乗用車がトラックに追突する事故に遭遇した。トラック後部の燃料タンクが破損しているのに気づき、レッカー車に積んでいたバールを使って燃料の軽油が漏れている箇所をふさぐ応急処置をした上で、事故車を搬送する別のレッカー車を素早く手配した。

この日、羽曳野署の越智慶司署長から感謝状を受け取った杉森さん。レッカー車の運転手という職業柄、事故現場に駆け付ける経験も少なくないといい、「普段の仕事で事故の処理は慣れている。役立ててよかった」と話した。

7/14(火) 17:43 産経新聞
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